- オオカワウソにも天敵がいた!
- オオカワウソの天敵:ワニ
- オオカワウソの天敵:ジャガー
- オオカワウソの天敵:ピューマ
- オオカワウソは絶滅危惧種!
- 5月30日はオオカワウソの日
カワウソというと日本では動物園にいる可愛いコツメカワウソを連想する人も多いと思います。
しかし、カワウソの前に「オオ」がつくと話は変わってきます。
「川のオオカミ」と言う異名を持つオオカワウソは獰猛で知力も高く、小型ならワニをも獲物にすることもあります。
そんなオオカワウソにも天敵がいました。
今回はオオカワウソの天敵についてリサーチします。
オオカワウソにも天敵はいた!
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獰猛で社会性の高く、集団でカイマンなど自分より大型の動物も襲うオオカワウソ。
川辺では無敵感が漂うオオカワウソですが、天敵となる動物もいます。
オオカワウソは川や湖などの水のある所で生活しますが、その水辺で狩りをする動物もたくさんいます。
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リサーチをすると以下の動物たちが分かりました。
さっそく、深掘りしてみましょう。
大型のカイマン
ジャガー
ピューマ
オオカワウソの天敵:大型のカイマン(ワニ)
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大型のカイマン(ワニ)はオオカワウソの天敵になります。
体の小さいカイマンはオオカワウソにとって狩猟の対象になります。
できるだけリスクを抑えるためカイマンの背後から集団で襲いかかり仕留めます。
しかし、大きなカイマンになると話は変わります。
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大型のカイマンはダイナミックは動きに圧倒され、力強い顎に挟まれると身動きがとれなくなり、そのまま水の中に引きずり込まれます。
襲う前に対象となるカイマンのサイズを見誤るとたちまち捕食される対象になってしまいます。
相手の体のサイズの見極めを失敗すると命取りになるんですね。
オオカワウソの天敵:ジャガー
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オオカワウソにとってジャガーは天敵になります。
シャガーは住処を水辺にしています、それは狩りを行うのが主に水辺だからです。
動きの遅いワニやカメ、巧みな泳ぎで水中の魚も仕留めます。
ジャガーの狩りの仕方はその他の大型のネコ科の動物とは違います。
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多くのネコ科の動物の狩りの仕方は獲物の首を顎で挟んで窒息させます。
一方、ジャガーは上半身の力強さと顎の強さで獲物を牙で刺し殺します。
川の中や岸に上がったオオカワウソやワニなどの死角から襲いかかります。
鋭い牙にかかったら勝負は一瞬ですね。
オオカワウソの天敵:ピューマ
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俊敏性の高いピューマもオオカワウソの天敵になります。
ピューマは夜行性、薄明性の動物で、狩りは夕暮れや夜間、早朝に行います。
ピューマは視覚、聴覚に優れているだけでなく運動能力も非常に高いです。
瞬発力に優れ4m以上も垂直に飛べるほどの跳躍力を持ち、水の中にいる獲物も水を気にすることなく追いかけていきます。
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ピューマはヒョウやトラなど他のネコ科肉食動物と同じように、獲物に対して身をかがめてゆっくりと忍び寄って襲う奇襲を得意としています。
機動力の高いピューマはまさに天敵ですね。
オオカワウソは絶滅危惧種!
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オオカワウソは主に毛皮の取引のため古くから乱獲されてきた動物です。
オオカワウソは毛皮目的の乱獲で生息数が激減し、1970年代にブラジルでは毛皮取引が禁止されました。
それにも関わらず今なお密猟が続いており、絶滅危惧IのB類に掲載されています。
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毛皮の価値の下落から、毛皮目的の狩猟はほとんどなくなくなりましたがオオカワウソは依然として様々な脅威に直面しています。
金の採掘や森林の伐採による生息地が奪われる
オオカワウソと現地の人が食べる動物が重なってしまい、迫害される
スポーツフィッシィングなどの管理が甘いとオオカワウソの生態に影響を及ぼす
犬ジステンパーの病気や違法な飼育など
彼らの生息場所の中には国立公園内にあるものもあり保護はされているものの、それは十分ではないかもしれません。
人間との共生は簡単ではないですね。
5月30日はカワウソの日
![オオカワウソ 2匹](https://steez-pioneer.com/wp-content/uploads/2021/12/ookawauso2.jpeg)
5月30日は「世界カワウソの日」とされています。
これは国際カワウソ保護基金が世界のカワウソ類の保全のため提唱した記念日です。
簡単に言えば「カワウソを密猟などから守ろう」という目的で制定された記念日となります。
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密漁の被害にあっているカワウソの事を思うと、ぜひ覚えておきたい記念日のひとつですね。
記念日ができる位に保護が必要のようですね!
オオカワウソは日本の動物園で見れない!
![](https://steez-pioneer.com/wp-content/uploads/2022/01/b0330044_23094052.jpeg)
残念ながらオオカワウソを日本の動物園で見ることはできません。
オオカワウソは人間の行動に敏感に反応します。
人間の行動によってはストレスから親による赤ちゃんへの攻撃や子殺しに繋がることもあると言われています。
![](https://steez-pioneer.com/wp-content/uploads/2022/01/sub-buzz-28827-1511336010-1.jpeg)
オオカワウソの特性を考えると人間の手で管理をすることは難しそうですね。
刺激をしないように遠くから見守るのが人間とオオカワウソ、双方にとってベストな選択かもしれませんね。
![オオカワウソ](https://steez-pioneer.com/wp-content/uploads/2021/12/カワウソ キャッチアイ.001-320x180.jpeg)
社会性を持ち、集団で狩りをする「川のオオカミ」のオオカワウソにも天敵がいるようですね。
厳しい状況は変わりないと思いますが絶滅しないように子孫を繋いでほしいですね。